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WebP/JPEGの文字にじみ対策(品質とシャープネスの落とし所)

テキスト入り画像がモヤっとする/にじむのは、非可逆圧縮の量子化や4:2:0のサブサンプリングが文字の色エッジを削るから。さらに中途半端な縮小倍率や、強すぎるシャープでリング(縁取り)が出ることも。本文では、最短で「軽い×クッキリ」に落とす順序と数値の目安をまとめます。

先に結論
まず表示幅と縮小倍率を整え、文字混在はQ=85–90起点・可能なら4:4:4。 事前に半径0.3–0.6pxの弱シャープ。ロゴやUIは迷わずPNG/WebP Losslessを使い分けます。

要点(TL;DR)

  • 縮小は1/2・2/3・3/4などの“きれいな分数”。
  • 文字混在:Q=85–90(WebP/JPEG)/可能なら4:4:4
  • UI/ロゴ:PNG/WebP Losslessが基本。
  • リング対策:弱シャープ(0.3–0.6px)まで。過剰はNG。
  • 検証は /compare で1:1。

1. にじみの正体(4つの因子)

  • 量子化(低Q):細いエッジが甘くなりやすい。
  • 4:2:0:色差解像度が落ち、色エッジが滲む。
  • 縮小倍率の不整合:1.37×→サンプリング誤差でシャープネス低下。
  • 過剰シャープ:縁にハロー(リング)が出る。

逆に言えば、倍率→形式→Q→補正の順に触るだけで解決しやすい、ということです。

2. 最短フロー(倍率→形式→Q→補正)

  1. 表示幅へリサイズ:縮小は1/2・2/3・3/4などを優先。 複数幅は /srcset で提供。
  2. 形式の選択:UI/ロゴはPNG/WebP Lossless、写真+文字はWebP/JPEG比較。
  3. Q値の起点:文字混在は85–90目安(写真寄りは80–85)。
  4. サブサンプリング:可能なら4:4:4、4:2:0しか無い時はQ+5で輪郭確保。
  5. 事前シャープ:半径0.3–0.6px、量は控えめ。リングが見えたら戻す。
破綻が強いときは

3. 用途別レシピ

A. ブログの図解(文字+図形)

  • 基本はPNG/WebP Lossless。色数が多ければWebP Q=88±2。
  • 縮小はきれいな分数。表示幅ぴったりに。

B. 写真の上に文字(サムネ/OGP)

  • WebP/JPEG Q=85±5。文字周りに弱シャープ。
  • OGPは1200×630・7語以内・高コントラスト(テンプレ)。

4. よくある落とし穴

  • Qを70台まで落としてブロック化
  • 4:2:0で色エッジ崩れ → 4:4:4推奨。
  • 1.37×などの中途半端な縮小倍率。
  • シャープ過多でリングが出る。

5. 公開前チェック(8項目)

  • 表示幅に合わせ、縮小はきれいな分数で行った。
  • 文字主体:PNG/WebP Lossless or WebP/JPEG Q=85–90
  • 可能なら4:4:4、4:2:0時はQ+5で輪郭確保。
  • 必要な範囲だけ弱シャープ(0.3–0.6px)
  • 文字エッジ・1px罫線・背景グラデの段差を1:1で確認。
  • 形式切替/圧縮は /convert/compressor を使用。
  • imgにwidth/heightを指定(CLS対策)。
  • 必要なら 順序 も見直し。

6. まとめ:順序と数値で“軽く・クッキリ”

文字にじみは順序(倍率→形式→Q→補正)と数値(Q=85–90・シャープ0.3–0.6px・きれいな分数)で最短に克服できます。 迷ったら /compare で1:1確認、ロゴは可逆で切り分けるのが安定です。

gazou-compressor.jp 編集部
画像圧縮・変換・背景除去などの実践テクニックと、Webで“速く・軽く・崩さない”ためのノウハウを発信しています。

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