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JPEG XL(JXL)

要点:ロスレス/ロッシー統合フォーマット。実装は限定的。 本ページでは、現場での判断軸/実装/検証までをまとめます。

定義

JPEG XL(JXL)は画像の見た目と容量に直接影響するファイル形式/処理の話題です。用途(写真/UI/透過/アニメ)に応じて選択し、色空間やメタデータも合わせて管理します。

なぜ重要か

形式/処理の選択を誤ると、画質の破綻容量過大で離脱を招きます。サイト全体の総転送量再利用を前提に選びます。

実務での活用(判断基準付き)

  • 用途別にJPEG/PNG/WebP/JXL/HEICを選択し、透過/動き/文字の有無で分岐。
  • 色空間/ICCアルファ境界の扱いを統一し、再圧縮の副作用を最小化。
  • 比較ビューメトリクスで品質を定量/定性の両側から評価。

実装例

# 例: cwebpでJPEGをWebP化(視覚品質優先)
cwebp -q 82 input.jpg -o output.webp

# pngquantで減色+最適化
pngquant --quality=60-80 --strip --skip-if-large input.png

検証と失敗例

  • 計測軸: PSNR/SSIM視覚比較色域/ICC一致アルファ境界の自然さを確認。
  • 失敗例: 減色/量子化過多でバンディング / ICC欠落で色ズレ / 透過縁のフリンジ。
  • 判断軸: サムネ拡大でも文字/エッジが破綻しない。ページ全体の総転送量は目標以下。

チェックリスト

  • 圧縮前に余白/メタデータ/非表示レイヤを削除したか
  • 色空間/ICCをsRGB基準に整合させたか
  • UI/文字はロスレス/高解像度を優先したか
  • 比較ビューで画質劣化が許容範囲か(PSNR/SSIMは補助)

関連用語

icc-profile, srgb, webp, jpeg, png

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