画像圧縮の実務テクニック集(品質・解像度・形式の合わせ技)
圧縮は数値ではなく順序で決めるのが近道です。まず画素数(解像度)を整え、 次に絵柄に合った形式を選び、最後に品質を±5%の狭いレンジで確定。 この型に従うだけで、可読性(文字/線)とLCPの両立が驚くほど簡単になります。
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要点(TL;DR)
- 本文1200–1600px/一覧600–800pxに統一。
- 写真=WebP(互換=JPEG)、ロゴ/図/スクショ=PNG or WebP Lossless。
- 起点:WebP80%/JPEG85% → ±5%で確定。
- 局所のにじみは可逆部分差し替えで解決(ロゴ/テキストだけPNG)。
1. なぜ“解像度 → 形式 → 品質”か
画素数は容量の大半を決めるため、最初に削るのが最短。形式は向き不向きが明確で、判断に時間がかかりません。 品質は最後に±5%刻みで詰めるだけで充分。順序を守ると、調整ループが激減します。
2. 形式と品質のチートシート
3. 標準フロー(解像度→形式→品質)
- 解像度統一:本文1200–1600px/一覧600–800px →/resize
- 形式決定:写真=WebP/互換=JPEG/ロゴ・図=PNG →/convert
- 起点で書き出し(WebP 80/JPEG 85)→/compressorで候補比較。
- 三点判定(文字/線・髪/草/影・グラデ)→±5%で確定。局所は可逆で差し替え。
4. ケース別レシピ(5分で最短解)
A. 写真+小さな文字が混在
WebP 80% → 滲む箇所だけ85% or ロゴ部のみPNGへ(部分可逆)。
B. 互換要求のある提出
JPEG 85%。解像度指定があれば先にリサイズ、縁が厳密な要素はPNG。
C. スクショ/UI
PNG(パレット32–64色・ディザ弱め)。写真混在時のみWebP 85–90%を比較。
D. OGP/YouTube
1200×630 / 1280×720、WebP 80–85%、安全域広め(OGPガイド)。
5. よくある失敗と回避策
- 解像度を先に落とさない → 品質だけ上げても遅い/重い。まず画素数。
- PNG一択で巨大化 → 写真混在はWebP 80–85%も試す。
- 透明縁の白/色かぶり → マット/デフリンジで解消。
- DPIの誤解 → Webはpx基準。印刷はppi/DPI(A4印刷ガイド参照)。
6. 命名規約/ディレクトリ(再現性を上げる)
例:post-slug/
配下に hero/thumb/inline を用意し、slug_用途_連番.webp
で統一。差し替え時はハッシュ/バージョンを付加してキャッシュ更新を確実に。
7. 公開前チェックリスト(5項目)
- 本文1200–1600px/一覧600–800pxに統一した。
- 写真=WebP/互換=JPEG/ロゴ・図=PNG の原則で例外だけ上書き。
- WebP 80%/JPEG 85% を起点に±5%で微調整(目安200KB)。
- OGPは1200×630、文字7語以内・高コントラストで崩れない。
- EXIF(GPS/向き)処理済み(/exif-strip)。
8. 次のアクション
いますぐ作業するなら: /resize → /convert → /compressor → /thumbnail → /exif-strip。 この順序で迷いなく量産できます。