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画像圧縮の画質設定ベストプラクティス(判定基準・±5%調整・再現性)

画質設定は感覚ではなく順序で決めるのが最短です。まず解像度、次に形式、最後に品質。 そして品質は±5%の狭いレンジで詰めるだけで多くのケースが決まります。 本稿は起点値・判定の観点・微調整のコツを、再現性のある手順でまとめました。

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破綻の見分け方と対策はWebP/AVIFの破綻を防ぐ、文字のにじみは文字にじみ対策、スクショの最適化はスクショ最適化を参照。

要点(TL;DR)

  • 起点値:WebP 80%JPEG 85%。そこから±5%で詰める。
  • 判定は三点だけ:①文字/線 ②髪・草・影 ③グラデ段差。/compare で 1:1 確認。
  • 滲み→+5、粒状感→-5、局所は可逆(PNG/Lossless)で部分差し替え
  • 形式は絵柄で分担:写真=WebP(互換はJPEG)/ロゴ・図=PNG or WebP Lossless。

1. 起点値と判定の観点

形式起点値主な観点
WebP80%文字の滲み/髪・草のノイズ/グラデ段差(バンディング)
JPEG85%ブロック・輪郭のリング/色にじみ
PNG / WebP Lossless—(可逆)ロゴ/文字/図形。必要に応じ減色/ディザで容量を下げる

2. 三点チェック(見分け方)

  • 文字/線:白地に黒文字・黒地に白文字で輪郭を見る(1px罫線も確認)。
  • 髪・草・影:ディテールが“塗り壁化”していないか。粒状感が強すぎないか。
  • グラデ:空やUIのグラデに段差(バンディング)が出ていないか。

判断に迷ったら、候補を/compressorで並べ、 /compareで 1:1 比較するのが最短です。

3. ±5%の調整レシピ(症状→対処)

A. 滲む(文字/線)

  • 品質を+5%(WebP 80→85)。
  • 局所はPNG/Losslessで差し替え。
  • 4:2:0 が原因のときは 4:4:4 を検証(詳しくは 文字にじみ対策)。

4. 標準フロー(解像度→形式→品質)

  1. 解像度統一(本文1200–1600/一覧600–800) →/resize
  2. 形式選択(写真=WebP/互換=JPEG/ロゴ=PNG) →/convert
  3. 起点値で書き出し(WebP 80/JPEG 85)→ /compressor で候補生成。
  4. 三点チェック→±5%で確定。局所は可逆に差し替え。

5. よくある落とし穴

  • 解像度を先に落とさない → 効果が薄い。まず解像度。
  • 品質だけで解決しようとする → 容量が膨張。構図/形式を見直す。
  • 4:2:0で文字混在 → 4:4:4 or 可逆に分離。

6. 公開前チェック(10項目)

  • 本文1200–1600px/一覧600–800pxに統一した。
  • 写真=WebP/互換=JPEG/ロゴ=PNGの原則を守った。
  • 品質は±5%の範囲で最小化した。
  • 文字/線の滲み、髪・草・影の粒状感、グラデ段差を1:1で確認した。
  • 局所は可逆(PNG/Lossless)で差し替えた。
  • srcset/sizes を実表示幅に最適化した。
  • imgにwidth/heightを指定(CLS回避)。
  • ヒーローは優先ロード、fold下は遅延に設定した。
  • ファイル名ハッシュで差し替え運用ができる。
  • 本番のCWV(field data)で悪化がない。

7. まとめ:±5%と“部分可逆”で速く決める

画質設定は迷い始めると終わりません。起点値→三点判定→±5%→部分可逆の型で、速く・再現性高く決めましょう。 比較は /compare、一括生成は /compressor が近道です。

gazou-compressor.jp 編集部
画像圧縮・変換・背景除去などの実践テクニックと、Webで“速く・軽く・崩さない”ためのノウハウを発信しています。

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