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画像圧縮FAQ 2025 — 失敗しない形式選び・Q値・実装の完全版

画像最適化は「表示幅 → 形式 → Q値」の順で決めると迷いません。本文では、現場で本当によく受ける質問に実務の落とし所で答えつつ、失敗しがちなNG例と公開前チェックをまとめました。 比較や可視確認は /compressor /compare を活用してください。

要点(TL;DR)

  • まず表示幅を決める。次に形式、最後にQ値
  • 写真はWebP 80–85起点(互換重視はJPEG)。文字/図はPNG or WebP Lossless
  • 文字混在やグラデは4:4:4優先。4:2:0しか使えない時はQを+5目安。
  • 実装は width/height 指定と srcset/sizes でCLSを回避。
  • 破綻対策(にじみ/リング/バンディング)は こちら を参照。

Q1. まず何から決めるべき?

最初に実表示幅を確定します。ヒーローなら800–1200px、本文内なら1200–1600pxを上限として、端末密度はsrcset で吸収。幅が決まれば、形式とQ値の最適点が一気に見えてきます。

幅が曖昧だと最適化は当たりません
幅が曖昧なまま Q 値をいじっても 帯域も画質も不安定です。まず幅、次に形式、最後に Q 値。

Q2. WebP/JPEG/PNG/AVIFの使い分けは?

A. 写真主体

  • 基本:WebP(高効率×互換バランス)
  • 互換重視:JPEG(Q=85±5)
  • 最高効率:AVIF(エンコード時間/互換を要検討)

B. 文字/図/ロゴ・透過

  • 可逆:PNG / WebP Lossless
  • スクショ:パレットPNG(16–128色)+ディザ弱めで軽量
  • 透過縁:マット/デフリンジで白縁回避

形式比較の背景知識は 形式の使い分けガイド /AVIFとWebPの比較 も参照。

Q3. Q値とサブサンプリングの目安は?

  • 写真=80–85%/文字混在=85–90%(WebP/JPEG)
  • 文字・UI・グラデは4:4:4を優先。4:2:0ならQを+5目安
  • 縮小倍率は1/2・2/3・3/4など“きれいな分数”で輪郭が安定
破綻が見えたら
にじみ/バンディング/リング の対策レシピを併用。写真が甘い時は0.3–0.6pxの弱アンシャープで戻します。

Q4. 透過PNG/WebPで白縁が出ます

背景とのアルファ合成で縁が目立つ場合、想定背景のマット色を敷くと安定します。ロゴは可逆を維持するのが基本。 実務テクニックは 背景透過の画質を守るに整理済みです。

実装:CLSを出さない最短レシピ

<img
  src="/img/hero-800.webp"
  srcset="/img/hero-480.webp 480w, /img/hero-800.webp 800w, /img/hero-1200.webp 1200w"
  sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px"
  width="800" height="450"  /* ← CLS対策(寸法は必須) */
  loading="eager" decoding="async" alt="..." />

生成・比較は /srcset /compressor が便利。

NG例(よくある失敗)

  • Q を 70 台まで下げてブロック化(写真が粗い)
  • 4:2:0 で文字の色エッジ崩れ(にじみ)
  • 幅未指定でCLS発生
  • スクショをJPEG保存(UI/文字がにじみやすい)

拡張FAQ(ケースで学ぶ)

AVIFは常に最適ですか?
最高効率ですが、エンコード時間互換性のトレードオフがあります。 更新頻度が高いメディアはWebP中心、OGPや静的資産はAVIFを選ぶと安定です(詳しくは AVIF設定チートシート)。
ロゴの“にじみ”が取れません
可逆(PNG/WebP Lossless)へ切替。背景が決まっているなら マット を適用して縁を馴染ませます。
“モヤる”時の順序を教えて
診断フロー に沿って、表示幅→縮小比→形式→Q/サブサンプリング→実装の順で確認すると最短で収束します。

公開前チェック(10項目)

  • 表示幅に合わせてリサイズ(本文1200–1600px・一覧600–800px)
  • 写真=WebP/JPEG、文字/図/ロゴ=PNG or WebP Lossless、AVIFは選択的
  • Q値:写真80–85/混在85–90、にじみ時は+5
  • サブサンプリング:4:4:4優先(可能なら)
  • 縮小比は1/2・2/3・3/4の“きれいな分数”
  • imgにwidth/height(or aspect-ratio)を指定
  • srcset/sizes を用意
  • ヒーローはeager、fold下はlazy
  • EXIF位置情報は削除(EXIF削除
  • Before/Afterを 比較スライダー で確認

まとめ:判断は「幅→形式→Q値」で速く正確に

形式やQ値で迷うときは、まず表示幅を決めるところへ戻るのが最短です。 書き出しは /compressor、 最終の見え方は /compare で確認して、 破綻が見えたら 対策集 を併用しましょう。

gazou-compressor.jp 編集部
画像圧縮・変換・背景除去などの実践テクニックと、Webで“速く・軽く・崩さない”ためのノウハウを発信しています。

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