要点:ICC/レンダリングインテントを伴う色域変換。 本ページでは、現場での判断軸/実装/検証までをまとめます。
定義
色空間変換(P3→sRGBなど)は色の見え/一致を保つための基礎です。
なぜ重要か
色のズレは信頼低下に直結します。ICC/レンダリング意図で見えの一致を確保します。
実務での活用(判断基準付き)
- ICCとレンダリング意図を揃え、色の一致を担保。
- 広色域→sRGBのトーンマッピングを定義。
- 運用環境での色ズレをテスト。
実装例
# ICC付与とsRGB変換 (ImageMagick)
magick input-p3.png -colorspace sRGB -profile sRGB.icc output-srgb.png
検証と失敗例
- 計測軸: 目的に直結する指標/ログを定義し、端末/回線別の分布で評価。
- 失敗例: 過度の最適化で品質劣化 / キャッシュキー爆発 / 設計と実装の乖離。
- 判断軸: ユーザー価値の改善と運用コスト縮小が両立している。
チェックリスト
- ICCプロファイルを埋め込み、sRGB基準で統一したか
- レンダリング意図とトーンマッピングを定義したか
- 広色域素材のダウンコンバートで色ズレがないか
- 非カラーマネージ環境で安全な見えを確認したか